借金苦は短期と長期では全くの別物

一般的に借金苦とは、誰でも比較的容易に想像することができます。
とにかくお金が無くて困ってしまうのですから、その大変さは少し考えれば子供でも分かることです。
しかしその一方で、借金を抱える苦しみは、経験者でないとよく分からない部分もあります。
それが、長期間にわたる慢性的な苦しみです。
経験上、言えることですが、借金苦と言っても短期間であれば何でもありません。
たとえば次の給料日までお金が無いといっても、そんな苦痛なら我慢すれば何とかなるものです。
たとえ一週間やそこら、満足に食べられなくても死にはしません。
じっと我慢して耐え忍べば楽勝とも言えるでしょう。
しかし、そんな借金も慢性化してしまうと事情は全く違ってきます。
短期間ならば耐えられる「満足に食べられない苦痛」も、長期間では耐えられません。
それは「我慢出来ない」というのではなくて、身が持たなくなってしまうのです。
ここまで来ると借金苦による貧乏も深刻な問題となってきます。
実際、世の中には深刻な長期借金苦の人たちがどんどん増えています。
特に子供や高齢者の貧困は、既に大きな社会問題ともなっています。
しかもこの問題の解決は、残念ながら簡単に解決できるものではありません。
今後も心配です。